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仏教信仰の原点

山折哲雄「仏教信仰の原点」読了メモ。

纏まっているようないないような。
一つ一つをもっと知りたくなる。
日本の仏教信仰の原点の入り口。
プリミティブな日本の信仰の土壌・心霊信仰や死の感覚・自然観に仏教伝来、密教、そして道元・親鸞の思想を簡単に紹介。
中に、現代物理学者の宇宙感覚、なんていう項目もあってニヤッとなる。

著者が鈴木大拙と話したとき「自分は禅でずぅっとやってきたけれども、死ぬときはやっぱりお浄土に行きたい」と言っておられたと。
『悟り』から『救い』へという転換もありか、と書く。もちろん逆もあり得ると。
え〜そうなの?受け入れがたいな・・・だけどそれが信仰なんだろうな。
私は救い型より悟り型に惹かれるんだけど。
社会主義者(社会科学的なことに関心がある人)は救い型の親鸞に影響や刺激を受けるとか。
倫理学者は悟り型、と書くが、なぜに「宗教哲学とか、神学、神秘主義、そういう問題に関心を持つ人は」道元に惹き付けられるって・・・神秘主義?え〜?嫌。

思想を勉強するのと、信仰とは、違うのね。

ちなみに正法眼蔵を読むとき為になるメモ。
「正法眼蔵随聞記(しょうぼうげんぞうずいもんき)」は儒教倫理的。「正法眼蔵」中の「行持(ぎょうじ)」の巻と似て教訓的味わい。
「普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)」道元が中国から帰って最初に書いたもの。18歳。坐禅の方法、技術の書。神髄はまだ書かれていない。
「弁道話(べんどうわ)」32歳。道元にとっての仏教概論。日本仏教を批判し只管打坐が正伝の仏法だと宣言した書。
「現成公案(げんじょうこうあん)」34歳。正法眼蔵の序章の役割。坐禅の本質論が展開されている。
「正法眼蔵」
  ↓
「一顆明珠(いっかのみょうじゅ)」39歳。道元の詩人的資質が表れた、美しい言葉と清冽な表現によって書かれた、宇宙と人間の一体感。文学的。
「即心是仏(そくしんぜぶつ)」40歳。人間の意識の探求。坐禅により心身脱落する前段階の心得になるか。現象学的な人間理解の上に立っての意識の探求だが、フッサール・ハイデッガー・サルトルの現象学と違って哲学的。永平寺で「掌の上に自分の心をのせてしまうような気持ちで坐禅」
「洗浄」「洗面」40歳。異常なほどの潔癖主義な道元。(笑)
このあと続々と書かれる巻は、繰り返し・他の引用が多くなり、読まなくても良いか〜みたいな。

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